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受験勉強のモチベーションが下がったら・・・ ~身につけておきたい成功へのアティチュード~

2019.02.18

受験勉強をしていると、不安が襲ってくることもありますよね。
努力が成績に表れるまでには数か月ほど時間がかかることも多いため、成果や伸びが目に見えない時期には、特に苦しく感じることもあるでしょう。
あるいは、志望校・志望学部を決めてから「そもそも本当に自分はこの大学に行きたいんだろうか、この学問を学びたいのだろうか」と、目標自体を迷い始めるといったこともあるかもしれません。
この記事では、受験勉強へのモチベーションが低下する悩みや、将来や入試結果への漠然とした不安との向き合い方について、ヒントとなる考え方を紹介します。

1.モチベーションが低下してしまったら

「どうしてもやる気が出ない」
「なんでこんなに勉強しなきゃいけないんだろう……」
毎日忙しい中で受験勉強を続けていれば、そんな風に感じてしまうこともありますよね。
「勉強しなくちゃいけないのはわかってる。わかっているのに行動できない」というとき、どうすればやる気を絞り出すことができるでしょうか。

1-1. 自分の目標を見直してみよう

「やる気が出ない・維持できない」「勉強する気がしない」というときには、自分の目標を今一度振り返ってみてはどうでしょう。

・志望校を選んだ理由
・大学に入ったら学びたいこと、やってみたいこと
・将来就きたい仕事や研究したい学問

自分が何を目指していたのかを思い出すと、自然とそれに向かって進もうとする気力が湧いてきたり、目標を初めて設定した頃の“わくわく感”を思い出したりするはずです。
また、そうした目標を忘れないように、紙に書いて見やすいところに貼っておく、志望校のキャンパスまで足を運んでみる、合格した先輩の体験記を読んでみる、というのも有効な手段です。

1-2. 入試が終わった後の自分をイメージしてみよう

「入試後の自分をイメージしてみる」というのはどうでしょうか。
受験に成功して喜ぶ自分の姿や、楽しみにしていた大学生活が始まるところを思い浮かべれば、なんとしてもそれを実現したいという気持ちが高まり、自然と勉強にも身が入るはずです。
あるいは、精一杯やらずに、勉強をサボり続けていた結果として入試に失敗してしまったら、とても悔やまれますよね。後悔を回避したいという気持ちが、自分を鼓舞することにつながるかもしれません。

1-3. 体調管理に気を配ろう

人は、小さな要因が引き金となって簡単に気分が浮き沈みすることが知られています。
例えば、空腹時に機嫌が悪くなる、梅雨の時期に気分が晴れない、低気圧が近づくと気分が沈む、という人もいます。睡眠不足によるだるさなども、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
このように、一見大したことのないように思える要因でも体調や気分はすぐに落ち込み、そのような時に考えごとをすると、思考はネガティブな方へと向かいやすくなってしまいます。
そういう時には、いつもより勉強の分量を減らしたり、基本的な練習問題をやるにとどめたり、あるいは思い切って、自分の好きなことや軽い運動をして気分転換を図ったりするのもよいでしょう。もし睡眠が不足していて体調がすぐれないと思うなら、その日は早めに寝ることです。
「人は些細なことがきっかけでコンディションが悪化するものだ」ということを予め知っているだけで、モチベーションが低下したときにも、あまり深刻になり過ぎずに対応できるようになります。

 

2. 劣等感や焦りとの向き合い方

他人と自分を比べてしまうことで感じる劣等感・コンプレックス、それによる焦りといった感情がある場合には、どう向き合えばよいでしょうか。

2-1. 他人とではなく自分自身と戦おう

受験には、他者との競争という側面が確かにありますが、それは、合格圏内に成績が達してからの問題です。自分と他人を比べるよりも、まずは、自分自身が目標レベルに到達できるかどうか、昨日より今日の自分の方が成長しているかに視点を置いて過ごす方が健康的です。

勉強が得意だったり運動が得意だったり、持って生まれた素質や才能は人それぞれです。
時には自分の個性に、むなしさややり場のない怒りを感じることもあるかもしれませんが、いま自分が置かれている状況や自分の能力の範囲内で、自分なりに最善を尽くすということが最も大切です。
スタート地点で、誰かが誰かより有利だったり不利だったりするのは当たり前で仕方のないことですが、色々な制約があっても、ベストを尽くせば自分自身の成長は可能です。それをよろこびとすることの方が、はるかに幸せな気持ちになれることでしょう。
視点を変えることで損することは何もありません。他人と比較するのではなく、自分には何ができるか、何をすべきかを考えることに専念するようにしましょう。

2-2. 大学入学後の目標が決まっていなくても

「とりあえず志望校を決めて、そこに向けた受験勉強をしているけれど、自分が本当にその大学に行きたいのかなんてわからない。正直、特に大学で学びたいこともない・・・。いまやっているこの勉強って、本当に意味あるのかな・・・・・・」
こうした悩みも、受験生から頻繁に聞かれます。特に、周りに明確な夢や目標を持ち、それに向かって邁進している友人などがいると、その人と自分を比べてしまい、「自分はダメなんだ」という劣等感や焦りを感じる人もいるでしょう。
大学入学前の時点で、大学で学びたいことや将来やりたい仕事などが決まっていない人も多いのですが、やりたいことや将来の展望がないと、「やる気が出ない」という問題はくすぶり続けますよね。

そういう人は、次のように考え方を変えてみてはどうでしょうか。
「自分が何を学ぶか、将来どのような仕事をするかについて考えるのは、いったん先延ばしにしよう。少なくとも、大学に進学したいという気持ちはあるのだから、まずはその目標に向けて前に進もう。」
そもそも、自分が何をしたいのか、あるいはどんなことが好きなのかということさえ、まずは色々なことを知ったり、やってみたり、学んでみたりしてからでなければわからないものです。受験勉強を通じてさまざまな科目・分野を学ぶのも、そのための重要なプロセスです。
「**を学びたいから**大学に行く」と将来に続く明確な意志があるのも素晴らしいロードマップですが、「何がしたいかを見つけるために大学に行く」としか今は考えられない自分を肯定的に捉え、数か月、数年後の「受験に合格すること」そのものを目標にして突っ走ることができるのも、高校生ならではの特権です。

3. 不安との向き合い方

こと受験に関しては、一度決意したことでも、様々な不安は襲ってくるものですよね。
その「不安」との付き合い方について、もう一度考えてみましょう。
不安とは、漠然としたまま放置しておくと、非常に厄介な「敵」のように思えるものですが、しっかりと正面から向き合って、冷静に対処すれば、「なんだ、自分はこんなことで悩んでいたのか」と、気持ちが軽くなったり、むしろ糧にできたりすることもしばしばです。
不安を解消するためには、次の3つのステップを踏むことが有効です。

  1. 紙に書き出すなどして、具体的に「何が不安なのか」をはっきりさせる
  2. それぞれの不安にどう対処したらよいかを考える
  3. 可能なものはすぐに対処法を実行する

特に難しいことはなくシンプルですね。
もちろん、これですべての不安が雲散霧消するというわけではありませんが、モヤモヤとした不安の原因をさぐり、対処法を考えることで、漠然としたネガティブな気持ちを減らすことができるでしょう。
人事を尽くして天命を待つ」ということわざがあります。「人としてできることは全てやり、あとは運を天に任せて、結果が出るのを待つ」という意味です。
できることは全てやって、それでも100%満足のいく結果が得られない場合もあると思いますが、「目標に向かって全力を尽くした」という経験は残りますし、その経験はその後の人生の様々な局面で活かすことができるものです。

すべての不安を完全に取り除くことは不可能です。最善策はただ1つ、自分に可能な範囲でベストを尽くす、それだけです。それだけですが、やるのとやらないのとでは雲泥の差が生じます。そして、自分の力ではどうにもならないような不安については、気にしない・考えないようにするということも大切です

このことを簡潔に言い表した、米国の詩人ロバート・ヒルヤーの言葉を引用します。

“Perfectionism is a dangerous state of mind in an imperfect world. The best way is to forget doubts and set about the task in hand…[中略] If you are doing your best, you will not have time to worry about failure.”
(完璧主義は、この不完全な世界にあっては危険な心の持ちようです。最善策は、不安を無視し、目の前にある課題に取りかかること。全力を尽くしているなら、失敗を気にする暇などないでしょう。)
― Robert Hillyer

4. まとめ

おそらくこの記事にたどり着いた人は、受験勉強において、やる気・モチベーションや実力の伸び具合など、何かしらうまくいかないと感じている部分があることと思います。やる気が出ない日や何もかもがうまくいかないように感じられる時期、つまり「スランプ」というのは誰にでも訪れるものです。
そういう時、どのような心持でいればよいのかということについて、ひとつ参考になる言葉を紹介します。

“状態の悪いときに、どんな自分でいられるかが一番大事だと思う。そういう時に最初の打席で結果が悪いと「今日はだめ」と思いやすい。そんな苦しさのなかでも決して諦めない姿勢が、何かを生み出してくれる。だから逆風は嫌いではなく、ありがたい。どんなことも、逆風がなければ次のステップにいけないから。”
― イチロー

受験勉強中にネガティブな気持ちに襲われたなら、その気持ちの原因をさぐってみましょう。大学に入学したい気持ちが強いならば、今はその夢に向かって真っすぐに進める、輝かしい時期でもあるはずです!
StudiCoでは、この記事のほかにも、受験生活のさまざまな側面を応援するための記事を用意しています。ぜひ、興味のある記事を読んでみてくださいね。

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