この参考書のレポート

合格  慶應義塾大学 経済学部  ほか

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総合満足度
5
  • わかりやすさ
    4
  • 見やすさ
    4
  • 使い勝手
    5
  • 使い始めた時期
    高校卒業後 ・4月
  • 使用期間
    7ヶ月〜1年

使い方レポート

気になることがあればすぐ調べてその場で悩み解消できます!

僕は現役時代ひとつも大学に受からず浪人という道を進むことになりました。原因は圧倒的に理科2科目が演習不足だったことです。そのためまずは焦らず基礎基本から徹底的に叩き込むことを決意しまし、この参考書をマスターすることにしました。


具体的な使用方法について話していきます。
僕は浪人時代電車で往復3時間かけて毎日3食予備校に通っていたので、その電車に乗っている時間のうち何曜日の行きと何曜日の帰りは英単語……というふうに曜日と行き帰りに分けて何をやるかを決めておきました。
その決められた時間の中に、この化学の新研究を読む時間が組み込まれていました。まずはこれを1周読み終わるまで続けました。ここからこの参考書は辞書と化します。

まず一通り読むことの利点として以下のことが挙げられます。
・読んでいてわかるところと分からないところがはっきりする(最初はほとんど分からなくても心配ない)
・どこに何の分野が載っていたかをだいたい把握する(これが実はすごく大事)
・全体が把握できるのでこれからの見通しがたつ

勉強する上で化学に限らずわかるところと分からないところの分類は大切です。いくらわかる所を極めても伸び代には上限があります。まずは全体的にバランスよく知識を埋めていくことを心がけましょう。
つぎに、どこに何が書いてあったか大雑把でも覚えておくと、本格的に演習を始めたときにすぐに辞書的に引くことが出来るので時間に無駄がありません。
そして、化学のように膨大な量と種類の問題が存在する科目はまず何をするべきかがいまいちわからず出遅れることが多々あります。1回全体を把握した上で、自分のできないところから順番に埋めていこうと見通しがたちます。

このように、とりあえず1周読むことをおすすめします。


1周読み終わったら辞書的に使っていきます。問題演習していて分からないところや気になるところがあればすぐにこの参考書で調べます。高校化学であれば大抵その疑問はこの1冊で解決してしまいます、驚く程に。
また、僕は無機化学の暗記が苦手だったので、この参考書の無機化学の欄に載っている化学式と色をその色の通りマーカーを引き「視覚的に」暗記するようにしました。実際、この1年間で最もよく見たページは無機化学の部分でした。

あとはとにかくこれを繰り返すのみです。
問題演習(過去問などもどんどんといていきましょう。結局質より量です※)→答え合わせ→復習(傍らに新研究)→疑問点の解消
この黄金のサイクルを何度も何度も繰り返すことで揺るぎない実力と自信が生まれます。
せっかく買った参考書ですからボロボロになるまで使い切ってあげてください。


※この発言について少し補足します。
世の中の優等生には「量より質だ」と言っている人がいます。これは決して間違いではありません。しかしこの言葉には注意する必要があります。勉強において「質を重視する」というのは、「自分に合った勉強法を見出して継続する」ことを意味します。「量より質だ」と言っている人は、あなたがたが思っている以上に量をこなしてきた人です。量をこなしてきたからこそ自分に合ったスタイルが確立できます。

最初は的外れでも構いません。けれどそこから軌道修正して自分の中のゴールデンサイクルを見つけることが大切です。そのサイクルを見つけるには、やはり量が必要になってきます。僕も浪人時代1日10時間以上を1年間続けてきました。それもまた自分の中で自信に変わります。

まずはしっかり量をこなして、それから各自頑張ってみてください。厳しい状況が続きますが、検討を祈っています。頑張ってください!!

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最終更新:2020.08.12