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【3ステップ】英語学習アプリ活用!留学なしで鍛えるスピーキング対策

2023.11.14

あなたは英語での「スピーキング」は得意ですか?――英検やTEAPなどの資格試験だけでなく、一部の大学入試でも英語試験において面接が課せられることが増え、英語におけるスピーキング能力の重要性は年々高まっています。リーディングやリスニングに加え、「実際に使える英語の力」が重視されていることが分かりますね。一方で、スピーキング力を鍛えようとしても学校の授業以外ではあまり英語を使う機会がなく、留学や英会話スクールというのも、なかなかハードルが高いかもしれません。そこでおすすめするのが、アプリやオンラインサービスを使った学習。手軽にスピーキング力を鍛えて、大学受験でライバルに一歩差をつけましょう。

1. スピーキングを英語学習アプリで学ぶメリット

コロナ禍以降、世の中にはさまざまなオンライン学習サービスが増え、また、アプリもスマートフォンへ気軽にダウンロードできる今、英語学習でもこうしたサービス・アプリを活用しない手はありません。
スピーキングをアプリやオンラインサービスで学ぶメリットを、端的に2点挙げます。

●メリット(1)時間的制約を受けずいつでも勉強可能
一般的な英語のスピーキング学習と言えば、海外へ留学したり英会話スクールに通ったりといった方法があります。あるいは高校生であれば、学校でネイティブの先生と積極的に話す機会を持つ、という方法もあるかもしれません。
ですが、こうした方法はある程度時間的な制約があり、更に留学するとなれば、生活基盤を海外へ移さなくてはならないという場所的制約も加わります。受験勉強をしている限られた時間の中で、新たに何かを始めることのハードルは高いかもしれません。
アプリやオンラインサービスを使った学習であれば、1日の中で自分の好きな時間に勉強を始めることができ、毎日のスキマ時間にも組み込むことができます。日常的な学習計画の中に、スピーキングも取り入れやすいといえるでしょう。

●メリット(2)比較的安価に学習できる
大学受験生にとって教材にかけられる「お金」は、常に悩みの種ですよね。
留学や英会話スクールに行こうとすると、安くても数万円、時に数十万円単位で多額の費用が必要となりますが、アプリやオンラインサービスを利用すると、無料、もしくは比較的安価でスピーキングを学習できます
また、オンラインサービスは無料での体験期間が設定されていることも多く、サービスが自分に合っているかも確かめられます。始めやすく、継続もしやすいと言えるでしょう。

2. 3ステップ!おすすめのアプリ・オンラインサービスと活用法

英語のスピーキング学習に効果的なおすすめのアプリやオンラインサービスを、学習段階に応じた活用法とあわせて紹介します。
 

2-1. 【ステップ1】自分のスピーキング力を知る

◎活用するサービス:「PROGOS-毎日測れる英語スピーキングテスト 4+
学習を始める前にまずすべきことは、自分のスピーキング能力が今どのレベルなのかを知ることです。日本で過ごしていると英語を日常的に使う機会も少なく、自分がどれだけ英語を使うことができるのか、なかなか測れませんよね。
英語の外部検定試験などを受けようと思っても、年間の試験実施回数も限られており、すぐに実力をチェックするのは難しいかもしれません。
その時におすすめなのが、英語学習アプリ「PROGOS-毎日測れる英語スピーキングテスト 4+」です。
このアプリは、20分間の試験時間でAI がCEFR (※)に基づき、受験者の英語力を可視化してくれる無料アプリです。スピーキング能力向上のためのトレーニングを始める前に、まずは自分のレベルを確認しておくことで、これから学ぶ指針を立てやすくしましょう

※CEFRとは‥‥Common European Framework of Reference for Languagesの略で、複数の言語を対象とした学習、教授、評価のための枠組みとして、ヨーロッパで開発された英語学習の到達度を測る指標。共通参照レベルで、英語初学者レベルのA1 から、熟達した学習レベル C2 までの6つのレベルが設定されています。

CEFR別のスピーキング能力の指標については、日本英語検定協会のサイトも参考にしてください。

2-2. 【ステップ2】生きた英語をインプットする

◎活用するサービス:YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオなどの配信サービス
次にすべきことは「生きた英語のインプット」です。
スピーキング能力を上げるために、洋画や海外ドラマ、海外ニュースを聞くよう薦められたことがありませんか。
一方で、動画を視聴するだけでは英語力が伸びないと思うかもしれません。動画配信サービスを利用して、スピーキング力の鏡とも言えるリスニング力の向上を図るための勉強法を紹介します。

・YouTubeなどの短編動画を使った勉強法
YouTubeはエンタメコンテンツだけでなく、英語学習コンテンツも充実しています。無料で気軽にネイティブの英語を吸収できる便利な手段として、YouTubeを活用しましょう。
ここでのポイントは、ステップ1で掴んだ自分の現時点での実力に合わせ、CEFRに基づいた適正なレベルで動画を検索することです。
「A2 Speaking」「B1 Speaking Test」「B2 Business」といった語で検索をすることで、自分に合ったレベルの動画を見つけることができますよ。まずは、自分の現在のスピーキングレベルと同じ動画の内容を繰り返し真似てみて、完璧だと思えたら1つ上のレベルの動画を検索してみましょう。期間を空けてステップ1の実力確認に戻れば、自分の成長度合いを客観的に測ることもできます。

・海外ドラマを活用した勉強法
海外ドラマで生きた英語を学ぶことも有効な手段です。ドラマによって、学校で使いやすいフレーズ、職場で使いやすいフレーズ、遊んでいる際に使いやすいフレーズなどを、さまざまに学ぶことができます。
大切なことは、ドラマのストーリーを楽しむことは勿論、使えそうなフレーズを頭に叩き込むこと時には動画を止めて、使いやすそうなフレーズのメモをとることで、見流してしまうことなく、勉強コンテンツとしてうまく活用できます。
ドラマなどのコンテンツでは生きた英語の表現方法や発音などを学ぶことができる反面、少し聞いただけでは何と言っているのかわからない場合が多いのが難点です。自分のリスニングレベルに合っていないと感じた時は、英語字幕をオンにしてみましょう。理解できない部分は巻き戻して確認することも有効でしょう。音声と文字で台詞が理解できれば、実際に発言する時にどこが省略されているか、音の繋がりがどうなっているかなどわかりやすくなります。

2-3. 【ステップ3】覚えたフレーズを実践する

◎活用するサービス:DMM英会話、Cambly
最後は実践です。
いつかスピーキングを実践しようと思って学習を重ねていても、日常生活で英語を話す機会が少なく、いつの間にか断念してしまった人もいるのではないでしょうか?
今中学や高校などに通っていて、ALTなどのネイティブの先生が身近にいるのなら、恥ずかしがらず積極的に話すことを心がけることは大事!
とはいえ、学校の環境によって難しかったり、自信が持てなかったり、友達に英語を話しているところを見られるのが恥ずかしかったりなど、様々な事情があると思います。その場合におすすめの勉強法が、「オンライン英会話」です。
おすすめのサービスを2つ紹介します。

DMM英会話
-スタンダードプラン:月額有料制
-形態:毎日受講可能 1回あたり25分

さまざまな国の講師と毎日スピーキングを練習できることが魅力の、オンライン英会話サービスです。
毎日受講すると1回あたり約130円と、低額からスピーキング練習できます。日本での教育はアメリカ英語を基本としているため、英検などでイギリス英語やオーストラリア英語の音声を聞くと、聞き取りづらいアクセントだと感じたこともあるのではないでしょうか。さまざまな地域の英語発音に慣れることでリスニング力も向上し、英語を話すスピードも上がることが期待できます。

Cambly
-ハイブリッドプラン:月額有料制
-形態:週1回~ 毎日の選択制 15分~受講可能

充実したコースに沿って学べるオンライン英会話のサービスです。
練習している様子が録画されているので、英語を話す自分の姿や発音などを客観的に確認したり、前回受講した時の様子と比較しながらいつでも復習ができたりします。毎日は時間を割くことができなくても、丁寧に学習を進めたい人におすすめです。
また、アプリを通して講師の評判や国籍を確認し、いつでも気軽に学習が始められることも魅力の1つ。週に1度の学習機会を有効活用しながら、じっくりスピーキング力を高めたい人に向いているでしょう。

3. まとめ

英語のスピーキング力を伸ばすための勉強法について紹介しました。語学留学をしなくても、日本で英語を鍛えられる方法はたくさんあります。
アプリやオンラインサービスを通して、スピーキング学習を進める3ステップをまとめます。

  1. 生きた英語をインプット
    まずは気軽にアプリで、現在のスピーキング力を知ることから始めてみましょう。
  2. 生きた英語をインプット
    YouTubeのコンテンツや海外ドラマを通して、実際に使われる英語をインプットしてみましょう。
  3. 覚えたフレーズを実践
    オンライン英会話サービスを活用して、英語話者と話すアウトプットの機会を意識的に作りましょう

スピーキング学習も、家や出先で手軽に取り組める時代。身近なツールやサービスを活用しながら、高校生のうちに実践的な英語を身につけましょう。

StudiCoサポーター M.O.
上智大学 法学部 合格