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【数学】大学受験のおすすめ参考書・問題集はこれだ!難関大学合格者70人に聞いた〈ガチ本〉3選

2020.06.11

大学受験に必要な参考書はどの本か?
――それを知るには、難関大学の合格を決めた先輩たちに聞くのが一番の方法です!
大学受験を勝ち抜いた先輩たちに実施したアンケートをもとに、「高校生の後輩におすすめしたい参考書・問題集」の中から、特に支持の高かった良書=〈ガチ本〉をピックアップして紹介。
「どのジャンルの参考書に手を付けたらよいかわからない」「とにかく参考書選びに失敗したくない」・・・そんな悩みは、この記事を読んで今すぐ解消しましょう!

1. はじめに

かつて大学受験の先輩たちが、難関大学合格を目指し携えてきた参考書の数々――。
「後輩におすすめしたい数学の参考書・問題集」アンケートで、特に回答の多かった書籍をジャンル別に厳選し、各章に分けて紹介します。
解説にあたっては、本の概要や特長の一部について簡単に触れています。詳しいおすすめ内容や使い方、先輩たちが残した「使用時期」「使用期間」については、各書籍紹介の冒頭にある「この本の詳細を見る」ボタンから、StudiCoの詳細ページもぜひ参考にしてください!

2. 数学参考書の定番『チャート式』・・・どれを選ぶ?

2-1.  『チャート式』の正しい選び方

増補改訂版 チャート式 基礎からの数学I 増補改訂版 チャート式 基礎からの数学I
数学
数学Ⅰ・A
増補改訂版 チャート式 基礎からの数学I
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チャート研究所
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チャート式』(数研出版)
高校数学の参考書を代表するシリーズで、学校の副教材として配られることも多い『チャート式』。
教科書・傍用問題集・演習書といったジャンルがある数学教材の中でも、いわゆる”網羅系”問題集と区分される分厚い参考書で、アンケートの中でも最も回答数の多かったシリーズです。
難易度順に『赤チャート』『青チャート』『黄チャート』『白チャート』と色が分かれており、各到達レベルの目安は以下の通りです。

・『白チャート』(基礎と演習):教科書~共通テスト
・『黄チャート』(解法と演習):MARCH、中堅国公立大学
・『青チャート』(基礎からの):早慶、難関国公立大学
・『赤チャート』:東京大学・京都大学、医学部など

このうちアンケートで回答が最も多かったのは『青チャート』ですが、自分の実力や目標レベルに合わせて選ぶことが重要です。また、いずれの『チャート式』を使用するにしても、あれこれ複数冊に手を出すのではなく、選んだ1冊をしっかり使い込みましょう。

2-2.  「チャート式」を使う時の注意点

知名度が高く大学受験生の支持も厚い『チャート式』ですが、他の参考書と同じく、その使い方を誤ると期待されるような効果を発揮しないので注意しましょう。
数学の学習法は、「教科書内容の理解」→「例題での演習」→「頻出問題での演習」→「応用問題での演習」の流れが基本となります。
『チャート式』の内容が厚く解説が丁寧だからといって、「教科書内容の理解」ができていない段階でページを開くのは得策ではありません。『チャート式』での学習が真価を発揮するのは、教科書と教科書傍用問題集で「例題での演習」までが完了してから――「頻出問題での演習」の段階です。
「頻出問題での演習」の際に、覚えた公式や定理をどう使って問題を解くのか、単元内容の理解を深めて解法を体で覚えていくフローで、それこそ数学の世界を旅する地図のような頼りになる1冊となるでしょう。

数学の学習を進める上で参考にしたい勉強法として、以下の記事では、東大生によるお悩み相談Q&Aを掲載しています。数学が得意な人も苦手な人も、ぜひ一度目を通してみてください。
>> 東大生に学ぶ大学受験「数学」の勉強法 ~数学の「なぜ?」を解決する苦手からの脱出ルート~

3. 大学受験数学で必ず通っておきたい『標問』

数学Ⅰ・A標準問題精講 改訂増補版 数学Ⅰ・A標準問題精講 改訂増補版
数学
数学Ⅰ・A
数学Ⅰ・A標準問題精講 改訂増補版
5
麻生雅久
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  • おすすめ (0)

数学標準問題精講』(旺文社)

数学の実戦的な得点力をつける段階、つまり入試対策で重要な「問題演習」に使っておくべきとして、支持の高かった参考書が『標準問題精講』です。
学習参考書のシリーズとして定評のある『問題精講』の数学版で、このシリーズは『標準』のほか、教科書レベルの徹底理解から始める『入門』、『標準』から難易度を下げ取り組みやすい『基礎』に加え、トップレベルの大学合格を目指して良問が精選された『上級』も刊行されています。数学に苦手意識がある場合は『入門』あるいは『基礎』から取り組んでみるのもよいでしょう。
このなかでも『標準問題精講』は『標問』の呼称で広く知られ、多くの受験生が「おすすめの1冊」に挙げる良書です。
収録する問題数は多くありませんが、入試本番で“合否を分ける絶対に落としてはいけない”厳選問題を取り扱っており、1問に対して見開き1ページを使うレイアウトで、丁寧かつ本質的な解説が掲載されています
『標問』をマスターすればセンター試験(共通テストレベル)はほぼ満点が取れる実力がつくとも言われており、近年では有名な予備校講師の先生や、勉強法の動画でも有名な「武田塾」からも推薦されるなど、内容的な質の高さは折り紙つき。
出題内容の背景や考え方まで含めて解説している「精講」コーナーの情報を読み込みつつ、収録例題を周回するように演習を繰り返すことで、大学合格を果たしてきた数々の先輩たちと同じように学習効果を高められるでしょう。

4. 苦手克服に打ってつけ!『数学の良問プラチカ』

4-1. 『数学の良問プラチカ』種類と選び方

入試精選問題集5 理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B-三訂版- 入試精選問題集5 理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B-三訂版-
数学
数学(その他)
入試精選問題集5 理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B-三訂版-
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大石隆司/著
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  • おすすめ (0)

数学の良問プラチカ』(河合出版)

『問題精講』と並んで支持の高い数学演習書が、この『プラチカ』シリーズです。
「プラチカ」というのはイタリア語で「練習」という意味。最初は馴染みの薄い言葉かもしれませんが、意味を知ってしまえば取っつきにくさもなくなりますね。
『良問プラチカ』シリーズは3種類のラインナップがあり、それぞれ対応しているレベルや想定している使用者が異なるので、選ぶ際にはよく注意しましょう。

・『理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B』:理系のGMARCHレベル
・『理系数学の良問プラチカ 数学III』:理系のGMARCHレベル(やや上位)
・『文系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B』:文系の難関国公立大学レベル

理系の人にとっては、共通テスト~中堅私立大学合格のレベルを目指す、あるいは基礎を固めるといったケースに、『理系数学の良問プラチカ』が適しています。さらに上位の大学を目指す場合には『文系数学の良問プラチカ』に手を出してもよいでしょう。
一方、文系の人にとって、数学に自信がない段階で『文系数学の良問プラチカ』に取り組んでしまうと、内容と実力のギャップに苦しんでしまうことになるでしょう。頻出問題程度のレベルへの対応力がついていない段階では、逆に『理系数学の良問プラチカ』から始めることをおすすめします

4-2.  『数学の良問プラチカ』の特長と使い方

『良問プラチカ』の評価が高いのは、その名の通り精選された収録問題の質はもちろんのこと、冒頭に配置された「コラム」の内容です。
「大学入試ではどのような数学の力が問われているのか」、「数学の勉強を進める上でどのようなことに意識を向けるべきか」といった、実際の勉強で軽視されがちな「指針」に当たる部分をレクチャーしてくれています。
『プラチカ』を使って勉強を始める際には、このコラムを読み飛ばさず、ぜひ目を通しておきましょう。
肝心の内容については、問題編と解答解説編が別冊の構成になっており、驚く人もいるかもしれませんが、問題編よりも解答解説編の冊子の方が厚く、何倍も量があります。それだけ解説が充実しているということで、数学解法の基礎がおぼつかない初学者にとって大変やさしいつくりになっています。
「苦手な単元がある」といった場合は特に有効で、シンプルな良問と解法の組み立てについてのガイドを通し、文系・理系とも着実なステップアップが見込めるでしょう。

5. まとめ

以上の参考書・問題集が、大学受験を闘い抜いてきた先輩たちが「後輩におすすめしたい」と回答した、〈ガチ本〉の厳選3シリーズです。
すでに持っているもの、初めて書名を知ったもの、書籍によって色々かと思いますが、もちろんこれらの参考書を全て使わなければならないということではありません。自分の目標や現在の学力・完成度などと合わせて、最良の本を導き出す手がかりにしてください。
縁があって勉強を共にすることになった参考書・問題集があれば、できるだけそれを深く使い込むことが、大学合格への近道です。
またその際は、StudiCoに「レポート」として記録を残し、ぜひ今度は「あなたの声」を後輩に伝えてくれるとうれしいです。

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