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【厳選】地理参考書の「使い方レポート」傑作セレクション

2022.02.01

「参考書をどうやって選んだらいいかわからない」「買ったはいいけど実際の使い方がわからない」――そんな悩みを解決してくれるのが、StudiCoに投稿された参考書の「使い方レポート」です。実際にその参考書を使用した先輩ユーザーたちの感想や活用法を、誰でも見ることができます。
この記事では、特に具体的でわかりやすかった地理の参考書「使い方レポート」を、分野別にピックアップして紹介します。

1. 参考書の「使い方レポート」を活用しよう

たくさんある参考書から「自分にぴったりの1冊」を選ぶことは簡単ではありません。相棒となるような参考書を見つけて有効活用するためには、事前に情報を集めて十分に吟味する必要があります。
そこで便利なのが、StudiCoに投稿された参考書の「使い方レポート」です。その最大の特徴は「参考書を実際に使用していた人の声が反映されていること」です。
参考書の「総合満足度」をはじめ、「わかりやすさ・見やすさ・使い勝手」「参考書をどのように使ったか」といった情報だけではなく、「使い始めた時期」や「使用期間」といったデータについても知ることができます。参考書にはそれぞれ「使い始めるのに最適なタイミング」があるので、それを客観的に判断する材料となるでしょう。
また役に立ったと思うレポートがあったら、「Thanks!」ボタンを押しましょう。ユーザーの方々の輪が、上質なレビューを生むモチベーションつながります!

2. 地理の参考書「使い方レポート」セレクション

2-1. 講義形式の参考書

改訂第3版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本 改訂第3版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本
地歴
地理
改訂第3版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本
4.8
瀬川聡/著
  • ほしい (7)
  • おすすめ (2)

改訂第3版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本』(KADOKAWA/中経出版)
基礎的な内容を多く含む参考書なので、初学者にもおすすめの1冊です。要点が簡潔にまとめてあり、地図やデータなども掲載されていて、覚えるべきポイントが分かりやすいことが特徴です。
なお、最新版として『大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本』が刊行されています。

覚えるべきポイントをしっかり押さえて、応用力のつく参考書です。
地理という科目の特徴として、暗記事項が若干特殊ということが挙げられます。この参考書は、地理の基礎暗記事項を「どう使うか」ということが載っており、使い方を間違えなければ非常に強い武器になると思います。
この本には「どのように地理の問題を考えるか」のエッセンスが詰まっており、その解答プロセスを徹底的に身体に叩き込むことで、問題演習で実力を発揮できると思われます。例えば、参考書の中では大陸氷河の範囲が載っている箇所がありますが、大陸氷河の場合、その範囲を頭に叩き込んでおくことで氷河地形の問題は9割方速答できるので、大陸氷河を暗記し、その上でどう問題を解くかを身につけることで、おおよその地理の問題は解決します。
記述問題についてはカバーしきれていないので、別途他の参考書をやるべきですが、「地理の考え方」を覚える上では、有用な参考書です。
(ユーザー名:torakkuさん)
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◎地理Bで90点台!読みこめば点数がしっかり取れます!
私は地理Bはこの本しかやっていませんがセンターで96点取れました。ちなみに3年の最初の方の模試では40点とか…

私のこの本の使い方ですが、
①まず一通り読む(1周目)
ここで、特に大事なところやセンター試験、模試などの傾向から解くためのヒントになるようなところにマーカーやラインを引きます。また、たまに関係ない話が書かれているのでそこは線を引いて削っておきます。
②ラインやマーカーを引いたところを読む(2周目)
ラインやマーカーを引いたところを読んで練習問題を自分なりの根拠を持って解けるようにします。
③模試などで苦手なところを重点的に!
2回読んだらそこそこ解けるようになります。
あとは地理Bのパターンをつかむのみです!

参考書をそのまま読むのではなく自分なりに手を加えて参考書を作りましょう!マーカーを引きすぎると逆に見にくくなるので本当に大事だと思うところに引くようにするとgoodです!
(ユーザー名:tarteさん)
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大学入学共通テスト 瀬川聡 地理B講義の実況中継(2)地誌編 大学入学共通テスト 瀬川聡 地理B講義の実況中継(2)地誌編
地歴
地理
大学入学共通テスト 瀬川聡 地理B講義の実況中継(2)地誌編
5
瀬川聡
  • ほしい (0)
  • おすすめ (0)

大学入学共通テスト 瀬川聡 地理B講義の実況中継(2)地誌編』(語学春秋社)
こちらの参考書も共通テストレベルまでの内容を扱っているので、地理が苦手な人でも読みやすい1冊です。「系統地理編」と「地誌編」の全2冊で構成されているのであわせて使うことをおすすめします。

◎どうしてそうなるかの徹底解説
これは僕が浪人生として勉強していたときに出会った至極の参考書です。どんな習熟度の人でもおすすめできますが、ある程度基礎固めが終わっている方に心からおすすめします。
講義系の参考書であるため、使い方としては読み進める他ありません。それは他の講義系の参考書と変わりがないのですが、この参考書の特筆すべき点は解説の詳細さにあります。具体的には現象に対する因果関係について、またそれに関するグラフへのアプローチ方法についての細かな解説です。
どうしてそうなるかについて学ぶことで長期記憶に紐付けられますし、またそれが故にその単元がグラフや論述形式で問題として現れたときに、この解説の詳細さが武器となり問題に取り組めます。特にグラフに対してはこの参考書のおかげで得意分野となりました。
講義系の参考書であるために、人により好き嫌いは大きく分かれますが、何を使うべきか悩んでいる方にはこの参考書から見てみるのも一考に値するかと思います。
(ユーザー名:たいがさん)
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共通テスト地理B集中講義  共通テスト地理B集中講義
地歴
地理
共通テスト地理B集中講義
5
宇野仙
  • ほしい (0)
  • おすすめ (0)

共通テスト地理B集中講義』(旺文社)
「概要」と共通テストに向けた「実践的な問題」の二部で構成されています。重要な部分は赤シートで隠して勉強することもできます。また問題を解くコツや覚えるべきポイントをまとめたページもあるので、地理に苦手意識がある人でも手に取りやすい1冊です。

◎赤シートで暗記ができる、表と文章のバランスが良い
国家資格の為弟に借りて使っておりました。
まず、講義ページがあり、重要ポイントをおさえることができます。その後に問題のページに進み、理解を深めることができるので、自宅にいながらも学校で学んだかの感覚になれます。
センター試験の過去問もあるので、実用的な対策もできます。巻末に一問一答の問題冊子があるため、外して使うことができます。私は電車の通学時間に使っていました!
(ユーザー名:とまとんさん)
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村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編  村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編
地歴
地理
村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編
4.7
村瀬哲史/著
  • ほしい (8)
  • おすすめ (2)

村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編』(学研プラス)
かなり厚みのある参考書ですが、カラフルで見やすいことが最大の特徴です。図やデータも豊富で、重要ポイントは赤字になっています。地理の勉強を始めたばかりの人や、地理が苦手な人は何度も繰り返し読むとより効果的です。

◎サクサク読み進められる。図が多くわかりやすい。
てもわかりやすくまとまっている。また中身の色使いも丁寧でとても見やすい。そこそこの分厚さがあるが割とすぐ終わるので、終わったら地誌編に進むといい。載っている内容はあくまでもセンター、共通テストレベルなので私大や二次でも地理を使う人には物足りないと思われる。しかし教科書や他の参考書に比べ圧倒的にわかりやすいので、初学者や基礎固めをしたい人にもおすすめ。問題演習はついていないので別途問題集を購入するか、この参考書を終えたあとすぐに共通テストの過去問に取り組むのを強く薦める。
※講義系参考書は人によって好みが分かれるので、実際に書店で手に取って比較するのがいいと思います。
(ユーザー名:SUGAさん)
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2-2. 資料集

大学受験対策用 地理データファイル 2019年度版 大学受験対策用 地理データファイル 2019年度版
地歴
地理
大学受験対策用 地理データファイル 2019年度版
4
  • ほしい (0)
  • おすすめ (0)

大学受験対策用 地理データファイル 2019年度版』(帝国書院)
地理の学習に必要なありとあらゆるデータが掲載された資料集です。「読む」というよりは、分からないことがあったらそのデータを「探す」ための参考書と言えるでしょう。重要な数字や地名などには、自分で関連知識を書き込んで使用することをおすすめします。
なお、本書の最新版として『大学受験対策用 地理データファイル 2021年度版』が刊行されています。

◎圧倒的情報量とリアルタイム性、価格も安くコスパ最高
とにかくその情報量は圧倒的です。どこでも読めちゃう薄さと小ささでこのデータは本当にありがたい限りです。しかしその分見やすさは多少犠牲になっています。本当に、言葉通り「資料集」といったところでしょうか。なお自分の使い方は以下のようなものでした。

1.演習後、解答解説を見て納得するための補助ツール。これと解説を見ながらその答えが何故答えになるのかをよく考える勉強をしていました。
2.スキマ時間の勉強に。薄くて小さいので見やすさは今ひとつですが、よく出る問題は頻繁に確認して覚えていました。

ただ、「こんなの出ないだろ」というデータもあったりします。逆に受験には必須の情報も多々ありますね。(これらはかなり演習を積んでから判断してください)自分はよく出ると思ったものに関しては蛍光ペンで目立たせたり、分野の分かれ目ごとに付箋を貼ったり「こんな国がランクインしているのは意外だな」という国をマークしたりして使いやすいようにしていきました。
なお、掲載データが3年ほど前のもので不安になることもあるかもしれませんが、そのようなデータは実際の入試でも多々見受けられました。調査規模や集計の方法、担当組織などでデータの新旧に差がありますがそれで不利になることはありません。安心してそのデータをもとに勉強なさってください。このレポートを見たあなたの志望校合格を祈ります。
(ユーザー名:ヒロシさん)
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3. 「使い方レポート」を書いてみよう

参考書の「使い方レポート」は、StudiCoに会員登録(無料)すれば、誰でもレポートを投稿することができます。実際に使ってみて良かった参考書、おすすめしたい参考書のレポートを書いてみましょう。
投稿する際には、以下のような観点を意識してみてください。
・なぜその参考書を選んだのか
・その参考書の特徴
・実際に使ってみて良かったところ(もしくは使いにくかったところ)
・どのように参考書を使ったのか(あなたの勉強法)
・どんな人におすすめしたいか
他のユーザーの役に立ったレポートには「Thanks!」ボタンが押されます。
またStudiCoに会員登録すると、レポートを投稿できるだけでなく、気になるユーザーの詳細ページにアクセスしたり、自分が閲覧した「参考書」「使い方レポート」「記事」の履歴情報を確認することもできるようになったりと、より便利にStudiCoを使えるようになります。ぜひ活用してみてください。

※StudiCoの使い方について、より詳しい内容はこちらの記事にまとまっています。
>> ~StudiCoを有効活用~ 大学受験の参考書専門サイトで自分にぴったりな参考書・勉強法を探そう!

・StudiCoの無料会員登録はこちらから。

4. まとめ

StudiCoに投稿された地理参考書の良質な「使い方レポート」を、厳選して紹介しました。具体的な情報がたくさん得られたのではないでしょうか。
実体験に基づいたレポートなので、すぐに自分の勉強に取り入れることができると思います。また参考書を選ぶ時だけではなく、勉強で困った時にも役立つと思います。
他にもたくさんの新しい「使い方レポート」が投稿されているので、ぜひ参考にしてみてください。